近年はネット専業銀行が数多く設立されているため、どの銀行に口座を開設したら良いのか正直迷います。
そんなネット専業銀行の中で、設立されたのが一番早いのは「ジャパンネット銀行」です。2000年にYahoo!JAPANと三井住友銀行の共同で設立されました。
ネット専業銀行の特徴は、普通銀行とは違って店舗がありません。従って、店舗維持費や社員数を削減できるため、その分浮いた経費を金利や手数料の面で顧客に還元しています。
ジャパンネット銀行口座の開設方法
普通預金口座開設の申込はスマホやパソコンなどを使ってホームページから行います。
申込用フォームに必要事項を入力して送信するだけなので、15分程度で完了します。預金をしなくても口座開設は可能です。
申込には本人確認資料(運転免許証や保険証)の提出が必要ですが、わざわざ郵送しなくても、スマホで撮影した画像を送信することで提出できます。
インターネットから申し込めば、5~7日でキャッシュカードが送られてきます。
ジャパンネット銀行の入出金方法は?
入出金方法には以下の3通りがあります。
- キャッシュカードを使って、5業者の提携ATM(セブンイレブン・E-netコンビニ・ローソン・三井住友銀行・ゆうちょ銀行)から入出金
- 所有する銀行口座との振込による入出金
- 本店窓口での入出金(ネット専業銀行では珍しく、1店だけ実店舗が東京都の新宿にあります)
ジャパンネット銀行のセキュリティ対策
ジャパンネット銀行ではIDカードを使用しており、さらに60秒ごとに変わるワンタイムパスワード(トークン・本人認証ツール)を併用しているため、セキュリティ面は万全と言えます。
現在ではインターネット取引におけるトークンは一般的になっていますが、いち早く採り入れたのはジャパンネット銀行です。
ジャパンネット銀行は24時間リアルタイムで振込可能!
ジャパンネット銀行の口座間の振込は土日曜・祝日・夜間を問わず、24時間リアルタイムで入金できるため、オークションなどの支払いに適しています。
振込手数料
3万円未満 | 3万円以上 | |
ジャパンネット銀行宛 | 54円 | 54円 |
他銀行宛 | 172円 | 270円 |
三井住友銀行(本人名義)宛 | 0円 | 0円 |
ヤフオク!&Tポイントがお得!
ジャパンネット銀行はYahoo! JAPANが設立会社であるため、ヤフオク!の指定銀行となっており、決済手数料無料で落札代金を支払える「Yahoo!かんたん決済」が利用できます。
また、Yahoo!ウォレットにジャパンネット銀行の口座番号を登録しておくと、落札者がYahoo!かんたん決済で支払った落札代金を土日曜、祝日、夜間でもすぐに受け取れます。
さらに、ヤフオク!の落札代金をジャパンネット銀行から支払うとYahoo!のポイントであるTポイントが1%貯まる特典があります。
ちなみに、ジャパンネット銀行はTポイントを現金と交換できる唯一の銀行になっています。100ポイント:85円のレートで、1,000ポイントから100ポイント単位で交換できます。
ジャパンネット銀行は公営競技の投票も可能!
ジャパンネット銀行ではインターネットから競馬、競輪など全ての公営競技の投票ができます。
当日でも利用可能であり、配当金はジャパンネット銀行の口座に直接入金されます。その他、BIGやtotoといったサッカーくじの購入もできます。
キャッシュカードはデビットカードとの一体型で便利!
ジャパンネット銀行のキャッシュカードはデビットカードとの一体型になっています(JNB Visaデビットカード)。
デビットカードを利用して買い物をすると、利用金額が即座にジャパンネット銀行の預金口座から引き落とされます。
デビットカードのメリットは買い物をする度にATMを使って口座からお金を引き出す必要が無いため、ATM手数料を支払わずに済みますし、時間の節約にもなります。
なお、銀行預金を使うだけなので、クレジットカードと違って発行における審査がありません。
JNB VisaデビットカードはVISAマークのある店舗ならどこでも利用可能であり、海外ATMから現金を引き出すこともできます。
JNBスタープログラムは還元率0.2%!
JNB Visaデビットカードを使って支払いをすると、500円ごとに「1JNBスター」(還元率0.2%)が付与されます(ファミマTカードは除く)。
また、キャンペーンの申込や提携サービスの利用などでも、JNBスターを獲得できます。JNBスターは1ポイント:1円として交換でき、お金は口座に入金されます。
ジャパンネット銀行デビットカードには第三者不正使用保険も付いています!
デビット機能には「第三者不正使用保険」が付いているため、紛失や盗難に遭って不正利用されたとしても、1口座当り年間500万円までの損害を補償してもらえます。
なお、使い過ぎを防止するために、0~100万円(1万円単位)で利用上限額を設定することができます。
バーチャルデビットカードも4枚発行可能!
インターネットでの通販やネットゲームなどに既成のデビットカードを使うのは不安を覚える時があります。
そんな時のために、ジャパンネット銀行では「JNB カードレスVisaデビット」というバーチャルカードが4枚発行できます。
この番号はいつでも廃止したり、新しい番号に再発行したりできるため、ネット利用で不安を感じたら、決済後にすぐに廃止すれば不正利用の心配がありません。
ファミマTカード一体型のVisaデビット付キャッシュカードとは?
デビットカード一体型キャッシュカードには通常のタイプと、ファミマTカード機能の付いたものの2タイプがあります。
ファミマTカード一体型を選択すると、ファミマTカードの特典である「カードの日」の優待(毎週火土がポイント5倍)を受けることができます。
また、VISA加盟店でデビットカードを利用すると、500円に付きTポイントが1ポイント貯まります。Tポイントユーザーにおススメです。
ATM手数料
ゆうちょ銀行以外 | ゆうちょ銀行 | |
入金3万円未満 | 162円 | 324円 |
入金3万円以上 | 無料 | 無料 |
出金3万円未満 | 162円 | 324円 |
出金3万円以上 | 無料 | 無料 |
「3万円以上の入出金は無料」なので、1回の入出金を常に3万円以上にすれば、手数料を気にする必要がありません。
ちなみに、ATMからの振込は三井住友銀行しか使えませんが、インターネットから振り込めるので使う必要もありません。
ジャパンネット銀行はTポイントの貯まるデビットカードや、ヤフオク!との提携がメリットになっています。
ただ、振込手数料が有料になっており、住信SBIネット銀行やソニー銀行、オリックス銀行は振込手数料が無料であるため、その点は弱点と言えます。
また、ジャパンネット銀行はカードローンも発行しています。金利は2.5%~18.0%のため、ほとんどの人は上限金利の18.0%になると思います。
18.0%の金利は、消費者金融のレイクALSAやアコム、モビットと同じ金利となり、低金利とは言えません。
しかしながら、ネットバンクと言うこともあって、カードローン審査はそこまで厳しくはありません。銀行カードローンで借りたい人には、おすすめかもしれません。
30日間無利息は、ローンカードの発行が無いため、郵便物一切なしで借りることができます。